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ミカドキジ(帝雉)

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私たちは標高1600〜3300メートルの中央山脈の阿里山や大雪山に住んでいます。よく雨の後や霧の中に森から姿を現しますので、「濃霧の中の王者」と呼ばれています。私たち夫婦は羽の色が違い、夫の僕の羽はきれいな濃い青色で、妻の羽は地味な褐色です。

オス同士の激しいケンカ

普段、単独行動する私たちが、繁殖期では、オスがメスを奪い合って激しくケンカします。ケンカの行為は50分以上続きますよ。なわばり意識が強いことは、私たちの希少の理由の一つですね。

発見

1906年、イギリスの鳥類学者ウォルターグフェッロが阿里山で鳥を研究した際、先住民(ツォウ族)の帽子に飾られた羽根を発見しました。その二本の羽根を持ってイギリスに帰りました。研究した結果、台湾の新しい固有鳥種であることが確認されました。

3~7月は繁殖期

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3月~7月は恋人探しの時期です!この時、雄は色々な特徴が出ます。

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目周りの赤色

繁殖期では、オスの目周りの赤色が膨らみます。

kekekeの鳴き声

オスは「ケ、ケ、ケ」と鳴きます。上に向いて頭と胸を上げ、羽を震わせてメスを惹きつけます。

問題

私たちは高山に住んでいますが、人間との関係に問題があります。それらの問題を見ていきましょう!

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ミカドキジを捕まえることは法律で禁じられていますが、私たちの高い名声で高価販売を目的に密猟する人もいます。

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生息地破壊

林業開発や工場建設などで大量の木が伐採されるので、私たちの家がなくなりました。

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一部の撮影者は、撮影を目的として餌付けを行います。こんな行為は私たちを太らせ、さらに狩猟本能を失う可能性もあります。また、音や光で刺激を与えて、意図的に飛び立たせる人もいます。

撮影者の悪質なマナー

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玉山国家公園

千元札

台湾ドル千元札の裏デザイン。

過去、林業開発の圧力で生息数は減少していましたが、現在は玉山国立公園の下で保護され、生息数は増加しています。 1986年、玉山国立公園には約5600羽と推測されましたが、2020年は1万羽以上が生息していることがわかりました。

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