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ベンガルヤマネコ(石虎)
私たちは台湾の特有生物研究センターの研究プロジェクトの対象になっていた「ジーリ(集利)」と「ジーバウ(集寶)」です。現在台湾に残った唯一の野生ネコ科動物です。2013年、兄のジーリは野生に帰り、現在でも行方不明です。妹のジーバウも野生に帰った数日後怪我をして、台北市立動物園の保護されました。2018年、ジーバウは病気で亡くなりました。こんな運命に遭った私たち、一体どんなことを経験したか一緒に見ていきましょう。
え!?トラネコじゃないの?
普通の猫だろうと思いませんか?確かに毛並みや体のサイズを一見するとトラ猫に似ていますね。しかし、よく見ると違うところがたくさんありますよ。違うところを探してみましょう。


開発
ベンガルヤマネコは標高1000メートル未満の低い山で生息し、道路や農園の開発により生息地が破壊され、生息数が減っています。現在、台湾全島にはわずか300-500匹と推定されています。

生存の危機
ベンガルヤマネコの行動範囲が広くて、雄は約5-6平方キロメートルで、雌は約2平方キロメートルです。人間の生活圏とかぶっている地域が多いので、被害を受けることが多いです。

交通事故
ベンガルヤマネコが道を渡っている途中に車にひからてしまうことが多いです。2011年から2019年にかけて、交通事故で死んでしまったベンガルヤマネコは75匹で、特に2019年だけは31匹でした。

ベンガルヤマネコは養鶏農家が飼う鶏を捕食することがあります。農家さんは損失を防ぐため、毒薬やわなを設置する ことがあります。1994年以降に、41匹のベンガルヤマネコが負傷した原因は、ほとんどがわなによる捕獲でした。また、農薬や除草剤の使用により間接的に死んでしまうこともあります。
農家との問題点
野良犬猫による捕食・感染症
ノラ犬による捕殺やノラ猫との競合や交雑はベンガルヤマネコの存続の危機です。また、猫免疫不全ウイルスや猫汎白血球減少症などのネコ科動物の感染症にうつされることもあります。病気のかかったベンガルヤマネコは行動が鈍くなり、交通事故に遭いやすくなります。




